絵本のある子育て

【おすすめ絵本あり】子どもと楽しむ、昔ばなし

幼少期の記憶。それは、寝る時に暗くした部屋で、母が昔ばなしを聞かせてくれたこと。今でいう「素話(ストーリーテリング)」というものでしょうか。

わたしも、子どもたちとこういう時間を持ちたい。
そう思ったのですが、ストーリーを最後まで空で話せるものは数えるほど。
自分自身がまず昔ばなしを知りたい、そう思って絵本の力を借りるようになりました。

昔ばなしとは

「口承文芸」の一つ。
口承文芸…昔から口で語り伝えられたことわざ、なぞなぞ、民謡(田植え唄、わらべ唄を含む)、伝説、昔ばなし、笑い話のこと。

昔ばなしは、民衆の間で語り継がれてきたもののため、いつの時代の、誰のはなしか、わかっていません。限定することができないからこそ、昔ばなしを絵本にするのは、非常に難しいことだそうです。

残酷な結末も「昔ばなしだからこそ」必要

昔ばなしは、話の終わりが怖かったり残酷なものが多いように思いませんか?

「子どもを食べられたお母さんヤギは、狼のおなかを切って石を詰めて針で縫い、最後に狼は井戸に落ちて死んでしまう。」(おおかみと七ひきのこやぎ)

「二匹のブタを食べてしまった狼。さいごのブタは、煙突から下りてきて火のついた鍋におちた狼をコトコト煮て晩御飯に食べてしまいました。」(三びきのこぶた)

…結構残酷です。実際に、出版社にクレームが来て、結末が変わっている絵本もあるようです。

しかし、ここで結末が変わってしまったら、狼を逃がしたらどうなるか。
ヤギもブタも、いつまた襲われるかわからない恐怖を感じながら一生暮らしていかないといけません。
ましてや、狼と仲良く暮らす…子どもを食べられた母親が、狼を許せるでしょうか。

「ちゃんと終わらせること」

こそ、安心して暮らしていけるお話の終わりであり、昔の人が語り継いできた「本物の」話をさらに次の世代に受け継ぐことだと考えています。

そして「残酷だ」「そんなもの子どもに見せるものじゃない」と思っているのは大人で、それは、これまで生きてきた経験から得た価値観からくるものではないでしょうか。
それまで大人に教わっていない小さな子どもが、このような話を聞いて「残酷だ」「かわいそうだ」と思うでしょうか。

絵本を教材として位置づけることは好きではないのですが、昔の人が口伝えを通してそうであったように「善悪」「良いことをすれば良い報いがあり、悪いことをすればそれなりの報いがあること」を子どもたちは自然と意識するのです。

読み聞かせてもらって、自分で感じること

こんなにも貴重な体験を、大人の都合で奪いたくはありません。

おすすめ絵本

ももたろう/福音館書店

なんと!?我が家のファースト昔話絵本です。
娘1歳。なかなかこの歳のファースト日本昔話がこの絵本って、ない…ですよね^^;
当時受講していた 絵本講師養成講座で こちらの本を知り、買わずにはいられませんでした。

おすすめポイント
◎力強く美しい絵(赤羽末吉さん)
◎リズムの良い文章
◎音の表現…ももが流れてくる表現「つんぶくかんぶく」、桃を割る音「じゃくっ」など
◎きちんと納得できる起承転結

色々なレビューを見ても「お母さんがぜひ知っておく昔話絵本」として高評価です。

子どもとよむ日本の昔ばなし/くもん出版


子どもとよむ日本の昔ばなし 12巻セット

3歳の誕生日に購入しました^^

おすすめポイント
◎昔話の第一人者である 小澤敏夫さんが再話されているため、昔ばなしとしての構成がしっかりとしている
◎昔ながらの語り口、「どんとはれ」など、おしまいの言葉
◎ポケットサイズで長すぎず読みやすい
◎絵をそれぞれ違う方が書かれているので、話ごとのイメージ、解釈を感じられる

アニメ風の絵は選ばない方が良い!?

専門家の方や書店員さんのなかには、「早くからアニメの昔話に触れるよりも、ある程度分かるようになってからしっかりした絵本に出会うべき」と言われる方もいるそうです。
「ある程度分かるようになってから」…5歳?6歳?小学生?
はっきりした年齢はわかりませんが、未就園児ではなさそうな印象です。

絵本講座で聞いた今の子どもたちの現状

「桃太郎と浦島太郎と金太郎が友達で、桃太郎のお嫁さんがかぐや姫で…」

わたしたちからすると「パロディ」として楽しめる某CMを、本物を知らないがゆえにパロディとして楽しめない子どもがいるというのです。

わたし自身、昔ばなしは「っぽい」というか、しっかりとした絵と文のものを選びたいと思っていたので、書店に行ってもアニメ風の昔ばなし絵本を手に取ることはありませんでした。
しかし、絵本を読む習慣がない子どもにとっては、小学生になってから初めて出会う絵本がこのようにしっかりした文・絵のものだったとき、飽きずに読むことができるでしょうか。

▽そこで、まず初めて出会う昔ばなし絵本にもおすすめなのが、講座でも紹介されていたこちらの絵本です

学研のはじめてのめいさく仕掛け絵本

お話としてはしょられている印象はないし、言い回しも違和感があまりありませんでした。
この講座を聞いていなかったら、きっと手に取ることはなかった絵本なので、思考を固定するのはよくないなと学んだ出来事でもありました^^

アニメっぽい絵の昔ばなしも、たくさん出版されています。可能であればお母さんが一度手に取ってみて、自分自身にとって違和感のない一冊を見つけられると良いと思います。
(こちらは今新品を購入できるサイトがありませんでした。書店には取り扱いがあるかもしれません。)

絵本がなくても伝えられるお話を楽しむ

昔ばなしには、有名なもの以外にもたくさんのお話があり、絵本として出版されているものも数多くあります。決められた型や面白い言い回しがあって、さすが専門で研究されている方がおられるくらい、奥が深い。

ただ、やはり昔ばなしの醍醐味である「口伝えすること」を意識するうえでは、そんなにたくさんのお話を覚える必要もないのだろうなぁと思います。

わたしが母からもらったギフトを子どもたちにも継いでいきながら、昔ばなしをもっともっと楽しみたいです^^

今日も、お読みいただきありがとうございました♡

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